ひきこもりの暇つぶし

全力でインドア派

仕事が辛くなる単純な理由

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photo by West Point - The U.S. Military Academy

最近、仕事がツラいなー!と思う「新卒の壁」みたいなのにぶち当たっております。そんな時、興味深い記事を見かけ、仕事の仕方を振り返ってみようと思いました。

shoichikasuo.hatenablog.com

 上記の記事を書いているのは、シルクドソレイユにて日本人縄跳びパフォーマーとして活躍している粕尾将一氏。

「責任」を果たそうと「感情」に飲み込まれるとヤバい

「シルクドソレイユ」というブランドもあり、身体的にも精神的にもタフな仕事なのだと思います。そこで、彼らパフォーマーはちょっとでも体調を崩すと休むそう。休んでる暇なんか無いんじゃないかと思いましたが、ショーの日でも休むことがあるというから驚きです。

でも、それには理由がありました。

毎回全力投球することには変わりないです。しかし「観客の感情」の期待に応えようと、毎回のショーで過剰に責任を感じてしまうのは危険なんです。

感情に責任を感じれば、自分自身をあと回しに考え始めます。多少の体調不良、身体の痛み、プライベートの事情を飲み込んでしまう。限度を超えればドクターストップがかかるまで感情に責任を感じ、ボロボロになってショーに出演し続けることでしょう。

 ひとつひとつのショーは、観客にとって一生に一度になるかもしれません。しかし、演者は、その「感情」に応えようと「責任」を全うしてしまうと、パフォーマンスの質が落ちるどころか体調が悪化してしまう。その「感情」と「責任」を切り分ける必要があるそうです。

これは、どのような仕事でも言えることだなと感じました。

責任のある仕事を引き受け、それに加え、「期待されている」という「感情」に応えようと自分自身に感じている「ヤバくなりそうなサイン」に気づかずに進んでしまうと、心身ともにダメになっていしまいます。

全うしようと、進み続けてたのにダメになってしまったら結果として何も果たせませんからね。

なんとなく「仕事が辛いな」と感じた時は「期待に応えなきゃ!」と、強引に進み続けるより、一度休んだほうが良いです。つい最近、それに近い体験をしてしまい、周りから見れば“大した仕事ではない”のかもしれませんが、何も出来なくなってしまいました。

気づいた時には、全てがダメになってたとならないよう、自分への戒めとして、「責任」と「感情」の切り分けは意識していきたいものです。