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【ポジティブになれない人向け】実践的マイナス思考術

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「もっとポジティブにさ!」

と言われて、すぐにポジティブに元気に振る舞えたら、そんな楽なことは無いですよね。

無理やりプラス思考に考えても、持続性は低く、1時間後にはマイナス思考に元通り。なんてことがしょっちゅうです。毎日の土台がマイナス思考なのだから、簡単には直らないビョーキなのかもしれません。

 だったらマイナス思考で考えてうまくいく方が良いじゃん

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そんなことを考えていたら、タイミングよくマイナス思考タイプ向けな本があったのでご紹介します。

佐田弘幸『幸せになるマイナス思考』(2015年)から、マイナス思考な人でも、使えそうな「ちょっと良い感じの考え方」を明らかにしてみましょう。

 

幸せになるマイナス思考

幸せになるマイナス思考

 

 

自然に沸き起こる感情は、だいたい合ってる

ポジティブにならなければならない、と自分を追い込んだところで本音はどう思っているでしょうか?大抵、本音を押さえつけてる気分なことが多いのではないでしょうか。著者によると、本音を押さえつけてしまうのはNGなのだそう。

無理矢理ポジティブになろうとせず、気分はそのまま本音で感じた通りに振る舞えばストレスにならないようです。

ここで、登場するのが「理性」と「感情」。

理性では「ポジティブにならねば」感情では「そんなのできるわけない」とせめぎあいが起きています。それがストレスの元。だからこそ、「理性」と「感情」を一致させる必要があるのだそうです。それを、一致させるための方法として、著者は「ゼロ思考」というものを挙げています。

何を考えているか、まず振り返ってみる

この、「理性」と「感情」を一致させる方法である「ゼロ思考」を、ざっくりご紹介します。

まず、自分の振り返り。忙しいと自分を見失いがちですが、自分は何を考え、何を思うのかを振り返ることで、自分の思考のプロセスが明らかになります。そして、現状なにがダメなのか、そのダメは自分の力でコントロールできるのか。

例えば、人を妬ましく思うのはコンプレックスの現れですが、妬むのではなく単純に羨ましいと思えばいいそう。「妬む」のもとをたどれば、「自分はそうはなれない、なんであいつばかり......」と考えていて、羨ましさゆえの妬みになってしまっているのだとか。これは、決して無理やりポジティブになろうというわけではなく、素直になれば良いのではということですね。

ポジティブではない、アファメーションをする

「引き寄せの法則」とか言って、「私はすでに大金持ちなのさ!」と、あまり現実的でなくても、ポジティブなことを口に出したり行動に移したりすると良い、みたいな「アファメーション」というものがあります。

著者は、これをゼロ思考的にアレンジしたものを紹介していました。

それは、「本音の考えから理想を作ること」。キラキラとポジティブに理想を考えるのではなく、「実際、私どうなのよ?」という視点から、そこからどうなったら理想なのだろうかと広げていくのです。そのために、先述した「振り返り」から始める、「理性」と「感情」の一致が大切になってきます。

自分にとって、現実味のあるアファメーションなら、無理な理想を掲げなくとも、なんとなくできるようになりそうって思えてきますよね。

まとめ

ポジティブになれないことにしんどくなってしまうくらいなら、ネガティブな自分は、何をどう考えているのかを振り返って、そこから「なりたい方向」を見ていけば良いということでした。

この紹介だけでは、具体的な方法としては説明不足感があるので、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ本を手にとってみてください。瞑想とかも大切らしいですよ。