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「アイデア」を脳汁ドバドバしながら発想できる方法 / 『IDEA HACKS!2.0』

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会議企画書作りなどでありがちなシチュエーション。ちょっと新しい発想をしたいなという時、普段どうしていますか?ひたすら頭の中で考え続ける?それとも、“とりあえず”ブレスト?

悩んでしまうほど、思考が行き詰まってアイデアは浮かびづらくなるもの。プロのクリエイター並とまではいかなくとも、気持よくアイデア出しをしたいですよね。

では、仕事術や時間管理術などのハック系書籍でおなじみの小山龍介氏と原尻淳一氏の書籍『IDEA HACKS!2.0』から、「すぐに始められる」アイデア発想法を紐解いてみます。

 

IDEA HACKS!2.0

IDEA HACKS!2.0

 

 

  小山さんはもともとアイデア作りが苦手だったらしい

 小山さんは新規事業立ち上げのコンサルティングを行っている株式会社ブルームコンセプトのCEOでありながら、昔はアイデアを生み出すためのアウトプット作業が苦手だったそうです。

僕(小山)はもともと、新しいアイデアを考えることが苦手でした。正しい答えを調べるのは得意なほうだったのですが、まったく新しいものを生み出すということになると、とたんに思考停止。

出典:『IDEA HACKS!2.0

 良いアイデアを生むために、数々のアウトプット方法を学びながら実践していたと述べられています。苦手ゆえに得た方法が、結果としてあのハックシリーズに繋がっていると思うと驚きを隠せません。

自分の足を使ってリサーチする「一次情報」のインプットがマスト

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そもそも良いアイデアを出すためには、インプットの質を高める必要があります。そのために、本書で原尻さんが推奨しているのは「フィールドワークによるインプット」です。

様々な場所を訪れて「目で見て」「耳で聞いた」鮮度の高い「一次情報」をリサーチします。

まずは、本も読まず、ウェブで検索もしないで、「素人の眼」を大事にし、「自分オリジナルのアンテナ」に引っかかった発見や疑問を大事にするようにしましょう。実はその情報こそ、アイデアの種になることが多いのです。

出典:『IDEA HACKS!2.0

 インプットというと、ついウェブや本といった「二次情報」に頼ってしまいがち。しかし、それはひとまず置いておき、自分の足と感覚を使ってリサーチを行うのだそうです。

 思考全て垂れ流すアウトプット術「プライベート・ライティング」

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 小山さんのようなクリエイティブ職に限らず、全ての職種で使えるアウトプット方法が「プライベート・ライティング」。

やり方は非常にシンプルで、「思いついたことを全て書きだす」だけでOK。

たとえば「おなかがすいたな」と思ったら、それが仕事と関係なくても、「おなかがすいたな」と書く。手と脳を直結させてアウトプットするのです。(中略)内容はくだらなくても気にしない。思ったことがすぐ書きだされる状態に持っていくのです。

出典:『IDEA HACKS!2.0

目の前の 仕事に必要なことはもちろん、全く関係ないことでも頭に浮かんだらそのまま書き出します。人に見せるものではないので、綺麗な文章や体裁を整える必要もありません。

慣れてくると、手で考えているかのような不思議な感覚になり、文字としてアウトプットすることが快感に思えてきますよ。

 「考えが煮詰まって、なにをアウトプットしたら良いのかわからない」そんな時、実践してみましょう。

 本書における「プライベート・ライティング」の項目については、小山さんご本人のブログ「LIFEHACK STREET」に掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

www.lifehack-street.com

今回ご紹介した2つの方法は、特殊なスキルを必要とせず「誰でも実践できる」ものばかり。その他にも、日常生活で少し意識するだけで発想の幅が広がる環境の作り方などもシンプルでわかりやすく紹介されていますので、“アイデア出しのお供”として気軽に手にとってみてください。

IDEA HACKS!2.0

IDEA HACKS!2.0

 
書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡

書きながら考えるとうまくいく!―プライベート・ライティングの奇跡

 

そのほかのアイデア術は、こちら

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