【上野散歩】世界と時間がカオスな街を歩いてみた
上野はちょくちょく散歩したくなる街。美術館や動物園方面の穏やかさと、暑苦しいアメ横の強烈なコントラストが面白いんですよね。
今回は、その後者である強烈な街「アメ横周辺」を散歩してきました。
ところどころ、ここは日本なの?ってか、時代は平成なの?という気分にさせられる場所があります。
赤提灯居酒屋や、立ち飲みの定番が揃ってる
上野駅から中央改札を降り、高架下へと向かいます。すると、すぐに見つかるのが「肉の大山」。立ち飲みスタイルでハムカツやコロッケをアテにして飲むのが定番のお店です。
そして、そのまま高架下に潜り込むと、有名店「大統領」をはじめ様々な居酒屋が密集しています。モツがうまい。
さらに進むとディープな上野が登場します......。
アジア諸国に小旅行した気分になれる「地下食品街」
単なるデパ地下のノリで行くと後悔(?)するのが「地下食品街」。テレビなどで紹介される事が増えたので、ご存知の方も多いかもしれません。
生鮮食品を扱う市場のような場所ですが、売り場の半数はアジア諸国の食品を扱うお店。たとえば上の写真は韓国系のお店です。
こちらは、中国料理向け?生きている鯉(食用)が売られています。100g単位で売っているので、捌いてくれるのかな?
さらに進んでいくと、英語表記だけどどこかアジアンチックな加工食品が。たしか、ここはフィリピン系のお店。
おそらく日本国内の一般的なスーパーでは手にはいらないような調味料も入手できるはず。(森永ミルク的な缶もちょろっと置いてありますが)
生鮮食品が中心でありながら、地下かつ換気がイマイチという環境。そして人が沢山いて熱気があるので、ニオイがきついなと感じることがあるかもしれません。
そして、外に出ると中華料理系の屋台が並ぶエリアがあります。
日本語表記のメニューはあれど、雰囲気は「アジアの屋台」。
写真にはありませんが、中華系の屋台の隣にはケバブの屋台があったり、複数の国々を3歩で跨ぐといった不思議な感覚に陥ります。
もちろん、「THE・日本」といった雰囲気の市場もあります。活気に圧倒されるばかりです。「千円!千円だよー!」という掛け声が、至る所から聞こえてきます。
上野といえば純喫茶の街。「ギャラン」に行ってみた
散歩をしたら、やっぱり喫茶店には行きたい。上野は純喫茶が結構多いのですが、高架下を歩いていて目に止まったのが「ギャラン」。
電飾が華やかで、主張が強いほどレトロ感を感じるのはなぜでしょう。
入り口には食品サンプルのメニューが並びます。パフェやスパゲティといったラインナップは安定感ある純喫茶メニュー。いま風(洒落たパンケーキ的な)メニューはございません。
ここは、ベタにアイスコーヒーをチョイスします。アイスは今の時期だと寒いけど、これがポピュラーなメニューのようです。酸味少なめ苦味強め。でも、アイスだからなのか爽やかな風味のコーヒーでした。
細い路地に入るとタイムスリップした気分に
今日は、駅を降りてすぐのところを散歩しただけ。にもかかわらず、路地を一歩入ると色々な国と、古今の時代を感じられる場所が上野です。
不思議と、用事もないのに行きたくなるんですよね。